【CJC=東京】ロシアのインターファクス通信によると、ロシア正教会の本拠モスクワ総主教座とバチカン(ローマ教皇庁)との関係改善が進まないのは、主にウクライナでのギリシア・カトリック教会(帰一教会)の活動のため、と正教会側は信じている。
「カトリックとの問題について話すとき、私たちは主にウクライナ西部の事情を意識している。そこでの事態が問題を難しくし、中には危機的な状況の所もある」と、イェゴリフスクのマルク主教(総主教座対外教会関係副担当)は語った。モスクワ総主教座側の正教会は、ウクライナ西部のリヴィフなど各都市で会堂建設のための土地取得すら出来ない状況だ、と言う。