【CJC=東京】ロシア正教会の首長、モスクワ総主教アレキシー二世が、ロシアなど旧ソ連諸国で「極度に非友好的な姿勢」を見せるバチカン(ローマ教皇庁)の行動を批判した。AP通信が12月5日報じた。
バチカンが、ウクライナ西部で、正教会信徒にカトリックの洗礼を授け、正教会に対し差別的行動に出ている、という。伝統的にロシア正教会の領域とされているところで布教していることも非難の対象となっている。
バチカン側は、改宗活動しているとの非難を受け付けず、総人口1億4400万の中の僅か60万人というカトリック信者を司牧しているだけだ、と言う。