【CJC=東京】ギリシャ正教会の首長クリストドゥロス大主教は、教皇ヨハネ・パウロ二世が2001年にアテネを訪問した事への答礼として、12月13日から4日間の日程でバチカン(ローマ教皇庁)を訪問した。同大主教訪問は教皇ベネディクト十六世の着座以来初めて。
教皇ベネディクト十六世は14日、大主教と会談、カトリック教会と正教会は欧州の霊的価値を共に守らなければならない、と語った。「欧州連合各国のキリスト者は、世俗主義、相対主義、ニヒリズムの増大といったキリスト教信仰が直面する新たな危機に対し協力することが必要だ」と、教皇はフランス語で述べている。