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新年メッセージ=北アイルランド教会指導者が連名で寛容呼び掛け

 【CJC=東京】北アイルランドの主流4教会の指導者が新年合同メッセージを発表、セクト主義と偏見に終止符を打つよう呼び掛け、そのため人々に祈るよう求めた。英公営BBC放送が伝えた。
 声明は長老教会のデビット・クラーク議長、アイルランド聖公会のロビン・イームズ大主教、カトリック教会のショーン・ブレディ大司教、メソジスト派のアイヴァン・マッケリニー会長が連名で出したもので、2007年を決定の年としたい、と言う。
 指導者たちは「私たちが行う決定は、前方へ共に進む考え方で私たちを未来に導くか、または過去の私たちが私たちの恨みと偏見によって捕らえられた過去に止まるか、なのだ。キリスト者として、私たちは、私たちの未来が神の手の中にあると信じ、自身のため導きを、政治家や指導者には知恵を、全ての市民の善意を求めて、共に祈ることを人々に求めたい。私たちは、偏見とセクト主義をあおる言葉、態度、行動を拒絶するよう皆に求める」と声明で呼び掛けた。
 長老教会のデビット・クラーク議長は、人々が互いに寛容を示すことを望む、と「過去を振り返り、あれこれ不平を言うのは簡単だが、私たちは未来を担うために前を向きたいと思う。皆の平等の権利を認め、他者の政治的立場を尊敬することで、私たちは変わるかもしれない。人々全てのために、より良い社会を建てるために、望みをもって将来を見つめることが、奨励すべき建設的な態度だと思う」と語った。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-01-01T22:51:26+09:00