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中国カトリック教会指導者が「地下」聖職者弾圧を否定

 【CJC=東京】中国天主教愛国会(公認カトリック教会は)のリュウ・バイニアン副議長は12月30日、地下教会聖職者9人が逮捕されたとの未確認報道に続いて、公認教会がバチカン(ローマ教皇庁)に忠誠を尽くす教会を弾圧している、との指摘を否定した。
 バチカン系の宣教通信『アジア・ニュース』が12月29日、河北省保定市近郊で27日祈祷会のために集まっていたところ、警察の手入れがあり、牧師9人が逮捕された、と報じた。
 報道では、逮捕が公認の天主教愛国会による地下教会は抑圧の意向に沿ったもの、と指摘している。河北省は伝統的にカトリックが優勢なところ。『アジア・ニュース』は省内にカトリック信徒は約150万人いると見られ、そのほとんどが地下教会に属している、という。
 リュウ副議長は、逮捕など聞いていないし、教皇に忠誠を尽くす教会をつぶす運動があるとの報道を否定した。「違法とか地下教会を私たちが摘発することなど不可能」として、違法行為を行った地下教会は警察が取り締まるので、愛国会の問題ではない、と言う。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-01-09T03:05:17+09:00