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同性愛聖職めぐる抗争にカンタベリー大主教もお手上げか

 【CJC=東京】英国国教会(聖公会)の霊的最高指導者カンタベリー大主教ローワン・ウイリアムズ氏が、同性愛聖職問題をめぐる抗争が自らの手に負えなくなりつつある、と不安を語った。聖公会の分裂が単に最悪だというだけでなく、今この時に教会にとって悪いことになることを懸念する、と言う。2月にタンザニアで開かれる聖公会指導者の会議を控えての発言だけに注目される。
 聖公会は同性愛聖職問題で2003年以来、少数進歩派と多数保守派の対立が激化している。アフリカ勢が中心の保守派は、米ニューハンプシャー教区が公然同性愛者のジーン・ロビンソン氏を主教に選任したこと、米聖公会が初めて女性カサリン・ジェファート・ショリ主教を総裁主教に選出したことに反発している。米聖公会内部でも反対派が教会単位や教区単位で独立や、他聖公会の監督下に入る動きが出ている。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-01-09T03:06:05+09:00