【CJC=東京】米キリスト教専門EP通信によると、米自動車業界ビッグスリーの一角、フォード自動車が昨年12月の新車販売が13%低下したことには米家族協会(AFA)の不買運動の影響もあった、と同協会が指摘している。
AFAは、フォードが同性愛グループへの助成金支出を止めるとの約束を破ったとして、2006年3月に不買運動を開始した。
フォードの販売高は13%低下したが、GMは2・2%、クライスラーは1%減に止まっている。11月は、GMとクライスラーは増加したが、フォードは減少した。
「聖書を重んじる投資」ということを提唱する『スチュワードシップ・パートナーズ』の主宰者ラスティ・レオナード氏は、不買運動の効果があったことは確かだ、として「AFAの不買運動がフォードの販売コストを増加させ、業績悪化につながった可能性があると思う。フォードからは買うつもりはない、と数十万人が言っていた。AFAと接触がなくても、不買運動のことを聞いた人は数百万人に上るだろう」と言う。