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教会指導者はサダム・フセイン処刑に懸念

 【CJC=東京】イラクでサダム・フセイン前大統領が絞首刑を執行されたことに、バチカン(ローマ教皇庁)や英国国教会指導者は懸念の声を上げている。
 バチカン報道課は、「犯罪者の殺害は正義を再建し社会を和解させる方法ではない」と、死刑自体へのカトリック教会の反対を強調している。
 英国国教会(聖公会)の最高指導者カンタベリー大主教のローアン・ウィリアムズ氏は、フセイン前大統領が重罰に値することは明らかだが、死刑では、変革や悔悟の余地が全くない、と公営BBC放送に語った。
 英国国教会チェルムスフォード主教のジョン・グラッドウィン氏とリパン・リーズ主教のジョン・パッカー氏のは、処刑がイラクの暴力を食い止めるよりむしろ増加することになる、という点で意見が一致している、と英紙デーリー・テレグラフが報じた。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-01-17T00:48:42+09:00