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国際聖書協会と文書伝道のSTLが合併へ

 【CJC=東京】米キリスト教専門EP通信によると、国際聖書協会(IBS、本部米コロラド州コロラド・スプリングス)と文書伝道大手のSTL(センド・ザ・ライト、本部英カーライル)は3月1日に合併すると1月16日発表した。
 「この合併は強力な組み合わせ。キリストと聖書を全世界に広める力を持っている同士が一緒になることはめったにない」と、STLのキース・ダンビー最高経営責任者は語った。合併後の組織名は『IBS−STL』となる。
 IBSは、性的区別を排除した「新国際訳」(ニュー・イングリッシュ・バイブル)聖書を推進したことに批判が集中した。各種訳の版権を収入源とする同協会にとって評価が下がることは経営を直撃した。一方、STLはこれまで米国ではほとんど無名の存在だった。IBSとの合併によって米国内に強固な流通網を築くことが出来る。
 STLはムーディ聖書研究所のジョージ・バーワーによって1957年米国で創設したが、62年に本部を英国に移した。63年に伝道団体『オペレーション・モビライゼーション』(OM)を設立、STLをその傘下に置いたが、93年にキリスト教関連書籍などの出版・流通・販売の別組織としている。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-01-23T01:34:54+09:00