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世界広報の日教皇メッセージ、子どもとメディアがテーマ

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は1月24日、第41回世界広報の日に向け、「子どもとメディア:教育のための挑戦」と題するメッセージを発表した。同日をカトリック教会は、ジャーナリストの保護者、聖フランシスコ・サレジオ司教教会博士の記念日としている。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は、現代の教育という複雑な課題においてはメディアがもたらす影響問題を避けて通ることはできないと述べ、この問題に取り組む上で「子どもの育成」と「メディアの育成」という2つの側面を提示した。
 子どもの育成の上では、メディア側からの子どもに対する育成と、子どもがメディアに適切な形で応えることができるようになるための教育の2点を考える必要を指摘し、送り手側としてのメディアの責任と、受け手側の批判的かつ活発な参加を要望した。
 教皇は、メディアの正しい使用を通して子どもの教育を図る上で、両親、教会、学校の責任を強調した。
 カトリック教会の「世界広報の日」は、福音宣教の中でも特に新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画など広報機関を用いて行う宣教について、教会全体で考えることを目的としている。今年は5月20日(日本の教会では5月13日)に行なわれる。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-01-30T03:27:51+09:00