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教皇、キリスト教一致への困難と同時に進展を指摘

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世が1月23日の一般接見で、キリスト教一致は悔悟と謙遜の長く困難な旅だ、と語った。ただ同時に、これまでの40年間、神がキリスト者に「時にフルコミュニオン(完全相互聖餐)という純粋な空気を自由に吸うことを許してくださり、広い喜びの場、リフレッシュの時を与えてくれた」と言う。
 教皇は、キリストの弟子たちの間の一致への探究が進展している証拠として、2006年にあった出会いの例を示した。世界改革教会連盟、世界バプテスト連盟、米福音ルーテル教会指導者との会見、世界聖公会共同体指導者やギリシャ正教会指導者との会合と祈り、トルコのコンスタンティノープルに正教会エキュメニカル総主教バルトロメオス一世を訪問したことなどを挙げている。
 教皇は、教会一致への関わりは、すべてのキリスト者の義務だとして、「最初になすべきことは一致への祈りだ。祈り、共に祈ることで、キリスト者は今なお分かれてはいるものの、互いに兄弟としての状態をより意識するようになる」と述べた。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-01-30T03:28:16+09:00