【CJC=東京】中国の国政助言機関、全国政治協商会議の第10期第5回会議が3月3日、北京の人民大会堂で開幕した。
賈慶林政協主席は活動報告で「調和のとれた社会を推進するため宗教の積極的役割を発揮する必要がある」と強調した。
中国ではキリスト教など宗教信仰が急速に浸透しており、社会の安定に向けて宗教を重視する方針を示したものと見られる。
賈主席は「海外宗教界との交流・協力を強化し、世界平和の維持と促進のために積極的な役割を果たす」とも述べた。
断交しているバチカン(ローマ教皇庁)との関係改善につながるのか注目される。