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米バージニア州議会が奴隷制度の謝罪決議案可決

 【CJC=東京】米バージニア州議会の上下両院は2月24日、南北戦争の引き金となったとされる奴隷制度で同州が担った役割を謝罪する決議案を、下院は賛成96反対0、上院は全会一致でそれぞれ可決した。アフリカ人奴隷が初めて到着した同州ジェームズタウンが、入植地として成立してから400周年を記念する動き。AP通信が報じた。
 過去の奴隷制度をめぐってはミズーリ州でも議員が同様の対応を検討中だが、州議会が謝罪を表明したのは初めてと見られる。
 決議は、奴隷制度の廃止後も「組織的差別や人種差別強化などの陰湿な制度や、アフリカ系米国人に対する人種的差別や偏見、誤解に基く慣行が続いた」とし、米先住民族に対する搾取にも言及している。
 決議は、ケイン同州知事の承認は不要とされ、法的拘束力もない。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-03-06T02:45:31+09:00