教界ニュース

ニュースを友達にも教える

バプテスト世界連盟の新総幹事にジャマイカのカラム牧師

 【CJC=東京】バプテスト世界連盟(BWA)の新総幹事にジャマイカのネヴィル・カラム牧師が、選考委員会によって指名された。デントン・ロッツ現総幹事が12月に引退するのに伴うもの。正式決定は7月にガーナのアクラで開かれる総会での投票による。
 ハーバード大学卒、キリスト教倫理専門で著作もある。連盟総会議員、常議員、2000年から05年まで連盟副会長を務めた。
 ロッツ氏は「南半球から選出されたことが特に嬉しい。教会成長が南半球に移っていることを世界のバプテストが認めたことを示したものだ」と述べ、さらにカラム氏がジャマイカのキングストンで影響力のある教会の牧師であると共に貧困層の多い地区にある教会の牧師でもあることを紹介、同氏の貧者への愛を強調した。

《デスク・メモ》

▽本信のトップ『バプテスト世界連盟の新総幹事にジャマイカのカラム牧師』はCJC配信によるものだが、受信先の方から、カラム氏が「南半球から選出された」というのはおかしい、と連絡があった。
▽ジャマイカのあるカリブ海地域は元より、南米でもコロンビア、ベネズエラやギアナ高地は北半球だし、「エクアドル」になると国名自体がスペイン語で地球を南北に分ける赤道だ。
▽ロッツ総幹事も元よりそのことは承知していると思われるが、先進国の多くが存在する北半球側の中にある差別感覚が地理的な事実を超えてしまったということだろうか。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-03-14T22:20:57+09:00