【CJC=東京】難病のパーキンソン病にかかった修道女が前教皇ヨハネ・パウロ二世(2005年4月死去)に祈ったことをきっかけに治癒した。仏南部エクサンプロバンスに住む修道女マリー・シモンピエールさん(46)が3月30日に同地で記者会見、自ら体験した「奇跡」を明らかにした。前教皇もパーキンソン病だったことで知られる。
エクサルルエンブラウン教区のクロード・フェイト大司教に伴われた修道女は「私に言えることは、自分が病んでいたが、今は治癒しているということ。これが奇跡だと認めるのは教会だ」と語った。「私は癒された。そしてこれは前教皇の執り成しによる神の働きだ」と言う。
列福調査が進められている中での発言に注目が集まっている。