【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)正義と平和評議会(議長レナート・ラファエレ・マルティーノ枢機卿)は、バチカンで4月26日、「気候変動と発展」をテーマとした2日間のセミナーを開催した。セミナーには20カ国から80人の専門家や研究者、政府の環境問題担当者らが出席した。
バチカン放送(日本語電子版)によると、このセミナーでは、気候変動に関する国連の報告書をはじめ、近年世界で議論が活発化する地球の温暖化について、その原因や状況を正しく理解し、気候変動と世界の発展の関係を見つめ、それが経済、社会、資源にいかなる影響を与えるか、また各国、世界のレベルでそれについてどのような責任をとるべきかを、教会の社会教説の立場から考える。