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中国『天主教愛国会』が傅鉄山主席の後任選出へ

 【CJC=東京】中国政府公認のカトリック教会『天主教愛国会』は、4月20日死去したマイケル・傅鉄山主席の後任を「慎重に、真剣に」選出する、という。
 傅氏は1979年に主席に任命されたが、バチカン(ローマ教皇庁)の承認なしの人事だった。
 中国は共産党政権成立後の1951年にバチカンと外交関係を断絶、近年バチカン側かわ関係修復の動きが見られるが、昨年、バチカンの同意なしに司教3人の叙階が行われたことで状況は微妙な段階にある。
 香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、愛国会のアンソニー・リウ・バイニアン副主席は、傅氏の最大の願いがバチカンとの関係正常化でだった、と言う。ただリウ副主席は、バチカンが台湾との関係を断絶する、中国の内政に干渉しない、という中国側の姿勢を強調した。内政不干渉には司教叙階も含まれるというのが中国側の主張だ。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-05-01T02:23:00+09:00