【CJC=東京】メキシコ市議会は4月24日、妊娠中絶の合法化に向けた条例案を賛成46、反対19、棄権1で可決した。市立病院に妊娠初期3カ月間の中絶を認め、私立医療機関にも手術の道を開いた。18歳未満の女性は保護者の同意が必要としている。
法案は同市市長に送付され承認される見通し。ただ中絶反対派は既に最高裁に訴訟を起こす構え。
カトリックが優勢な中南米で、全女性の中絶を合法化しているのはキューバとガイアナ。完全に非合法化しているのはニカラグアとエルサルバドル、チリ。その他の国は、暴行や母体への危険が認められた場合などに限定している。