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米カトリック教会がスペイン系信徒の増加で変容

 【CJC=東京】スペイン系移民の米国流入は、カトリック教会を変容させるだけでなく、米国の宗教地図を塗り変える勢い。
 『プー・ヒスパニック・センター』と『宗教と市民生活に関するプー・フォーラム』の調査では、ヒスパニック系のカトリック信者の半数はカリスマ的カトリックという独特な信仰形態にある。異言を語ったり、奇跡的な治癒、予言をするなど、ペンテコステ派と相通じるもの。スペイン系以外のカトリック信者ではこの傾向は12%に止まっている。
 調査によると、スペイン系の3分の2が、「民族型教会」を好んでいる。そこの会員はほとんどがスペイン系。司祭もスペイン系なら、使われる言語もスペイン語だ。この種類の集まりは、全米に広がり、スペイン系市民が多くない地域にも見られる。
 米国では民族的にスペイン系が急成長し、1980年から2000年まで倍増している。さらに2020年までにその勢いはさらに強まりそうだ。2005年の時点で、スペイン系は4200万人で人口の約14%を占めている。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-05-09T01:49:30+09:00