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米バプテスト派神学者がカトリックに回帰

 【CJC=東京】米保守的な福音主義神学会のフランシス・バックウイズ会長(46)が、カトリック教会に入会することを理由に辞任した。同氏はバプテスト系のベイラー大学准教授。ワシントン・ポスト紙とのインタビューで、神学者からの批判は覚悟していたが、一般からの批判が多く、電子メールだけで2000通も来たのは想定外だった、と語った。
 同氏はカトリックとして育ったが、十代の時に「ボーンアゲイン」を経験、福音派になった。ただ哲学修士や博士号をカトリック系のフォーダム大学で取得している。教鞭をトリニティ国際大学やベイラー大学などプロテスタント系の学校で取ってきた。
 長年にわたって、宗教改革者マルチン・ルーテルのカトリック教会批判に賛成して来たが、ヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(現教皇)などの論文を読んでカトリック神学に深くなるにつれ、自分の信仰に疑問を持つようになったと言う。
 ダラス神学校のダレル・ボック教授(福音主義神学会前会長)は、ダラス・モーニング・ニュース紙に「皆ほんとうに驚いたというのが正確だと思う」と語った。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-05-22T00:02:35+09:00