【オスロ=ENI・CJC】ノルウェー教会(ルーテル派)の監督9人が、同性間の結婚を認めるよう法改正する政府提案に反対していたが、このほど任命された2人が政府提案の支持を表明、意見の対立が明らかになった。
中道左派の連合政権が5月半ば、同性間の結合にも対応すべく婚姻関係法令の修正を提案した。
提案では、同性間の結合登録制度を廃止、同性間のカップルにも異性間の夫婦と同様の権利を与え、養子や人工授精を認めるという。教会は結婚と同様に、同性間の結合を行う権利があるものの、その実施は強制されないことになっている。
監督会議の現議長、オーレ・スキェフェスランド監督は、教会が結婚と理解しているものと違う方式を支持することは意味がない、と語っている。