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「対話続けたい」と独プロテスタントとイスラム教指導者

 【マンハイム(独)=ENI・CJC】独プロテスタントとイスラム教指導者は、この2月に予定されていながら中断した対話を再開、5月30日初めて顔合わせを行った。2月の中断は、キリスト教とイスラム教の関係に関して教会側が昨年末に出した文書にイスラム教側が反発したため。
 イスラム教団体はドイツ福音教会(EKD)が討議資料「明白な点と良い隣人であること」を通じてイスラム教徒に対して偏見と固定的見解を推進した、と非難した。
 30日の会談後、プロテスタントとイスラム教指導者は、問題の多くは残されたままだが、対話を継続したい、と語った。
 ドイツ・イスラム教徒協議会のアユブ・アクセル・ケラー報道担当は、「我々は、宗教が世界平和にとって危険だとする人々への偏見を確認したいわけではない」と語った。
 「相違は残っている」と社会民主党の前閣僚ユルゲン・シュムーデEKD大会議長は語った。それでも議論を継続することが大事だ、と言う。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-06-05T01:05:49+09:00