【CJC=東京】インドでキリスト者に対する暴力続発に抗議して5月29日、首都ニューデリーで連邦政府への抗議デモが行われた。4000人以上が逮捕された。
カトリック系アジア・ニュースによると、今回のデモは、キリスト者への攻撃がテレビで報じられ、キリスト教反対運動が激化しているのを憂慮して行われた。
主催者は2000人規模と見込んでいたが、国会周辺に集まった人はほぼ5000人に上った。
集会では、キリスト教共同体や他の少数派に対して人間的尊厳と憲法に記された権利の保護を要求する声が相次いだ。
警察は逮捕者が約4000人に上ったことを明らかにした。ほとんどが直後に釈放されている。
全インド・キリスト教協議会のジョン・ダヤル総幹事(全インド・カトリック連合議長)は「『議会通り』警察署にこれほどのキリスト者が逮捕されたのは、1997年11月以来のこと。カトリック修道女、プロテスタント牧師、市民運動家などが警察署内で解放の歌を歌っているなど、信じられない出来事」と語った。