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イラクで司祭と助祭殺害、教皇・司教が暴力を非難

 【CJC=東京】イラク北部モスルで5月3日、カルデア典礼カトリック教会の司祭、助祭らが殺害された。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、殺害されたのはラゲド・ガンニ神父と助祭3人。モスルのサント・スピリト教会でミサを終えた4人が、車で帰宅しようとした時、突然武装グループに止められ、銃で撃たれた。倒れた4人の周りには爆破装置が置かれ、爆発を恐れて誰も遺体に近づくことはできなかったという。数時間後、爆発物は撤去され、4人の遺体は教会に移された。
 司祭と助祭たちの殺害をエマヌエル三世デリー総大司教はじめカルデア典礼司教らは、「神と人類に対する恐ろしい行為」と非難、イラクの平和と安定を常に神に祈っていた4人の死を悼んだ。
 司祭ら殺害の知らせを受けた教皇ベネディクト十六世は深い悲しみを表明、モスルの司教に宛てた電報で「無意味な殺害」を非難した。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-06-12T01:00:57+09:00