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PS3のソフト問題でソニーが「謝罪」の手紙

 【CJC=東京】ソニー・コンピュータエンタテインメント・ヨーロッパが販売する家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」のソフトで、敵方との銃撃戦で大勢が死亡するシーンの背景に、英中部の都市マンチェスターの大聖堂の映像を無許可で使用したとして回収などを英国国教会(聖公会)が求めている問題で、同教会は6月15日、ソニー側から「(感情を害したとすれば)心から謝罪する」との手紙を受け取ったと明らかにした。
 手紙は社長名で、教会側に謝罪する一方、ソフトの内容自体に法的な問題はなく、架空の物語と現実世界を関連付ける教会側の主張は受け入れられないと反論もしている。
 大聖堂のロジャーズ・ガヴェンダー主任司祭は13日、「日本の人たちに、ソニー側が応答するよう圧力を掛けることに協力してほしいと訴えたい」と語っていた。
 東京のソニー・コンピュータエンタテインメント社は、教会側と討議を開始する意向を明らかにした。英国内でも銃犯罪が多いマンチェスターでは銃器撲滅が大きな課題となっており、そのための献金を教会側が求めているとの情報もあったが、ソニー側はコメントしていない。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-06-19T23:02:30+09:00