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ガウディの聖家族教会はなんと無許可建築

 【CJC=東京】スペイン・バルセロナの名物、アントニオ・ガウディの『聖家族教会』(サグラダファミリア)が1世紀近くも工事許可証なしに建築が進められてきたことが分かった。同市が6月22日、有力紙『エル・パイス』に明らかにした。
 ガウディは1883年に設計を提出、2年後に修正を加えた。そこまでは許可を取り付けている。しかし1916年と90年の計画変更申請には許可が出ていない、という。
 行政側が不許可にしたわけでもなかったので、黙認されたとして建築が続けられたと見られる。とにかくただの建物ではないので、疑問も出なかったらしい。
 今日も工事は続けられ、足場もあって不便なのに、昨年でも200万人以上の観光客が押し寄せている。
 教会のそばに新幹線の地下トンネルを通す計画もあり、市民の間にも噂の絶えないこの教会、ガウディ自身が「作品の主人(神)が急いではいないから」と語ったと伝えられ、いつまで建設工事が続くのか。2002年にバルセロナのリカルド・マリア・カルレス大司教は2020年に完工、と語っていたが…。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-06-28T00:49:49+09:00