【CJC=東京】ソニー・コンピュータエンタテインメントの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」のソフトが、敵方との銃撃戦で大勢が死亡するシーンの背景に、英中部の都市マンチェスターの大聖堂の映像を無許可で使用したとして回収などを英国国教会(聖公会)が求めている問題は英議会でも取り上げられるまでになった。
6月13日、首相への質疑で、マンチェスター選出のトニー・ロイド議員はトニー・ブレア首相に対し、ソニーのマンチェスター大聖堂の映像利用が「銃による暴力を賞賛するもの」であり、英国国教会と一般国民に対するであることに同意するかと尋ねた。
首相はこれに同意し、「このような商品の販売に関わる企業には、一定の責任感や、他人の感情への配慮が必要だ」とコメントした。さらに首相は「利益を上げる責任と同様に、より広い社会的な責任があることを分かってもらう必要がある」と語った。