【CJC=東京】カナダ聖公会は6月24日に開かれた総会で、同性間結合が教義と相入れないものではない、として祝福へ向かって一歩踏み出したが、一方で各教区が独自に民法上の結合をした同性間のカップル祝福を司祭が実施出来るか決定するという提案を否決した。
次期首座主教に選任されたフレッド・ヒルツ氏は、「一方で、教義の問題であり、信仰の問題ではないとすると、それは人の救いにとっては重大なことではないことになるが、一方で同性間の結合祝福をすぐに進める準備が教会には出来ていないということだ」と言う。
ただ同性間結合祝福の支持者も反対派も、今回の決定が紛らわしいと困惑を隠さない。