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豪長老教会がカルト問題に悩む

 【CJC=東京】豪長老教会がカルト問題に悩んでいる。『フェローシップ』と称する集団をカルトだとしてメルボルン東中会が昨年2月、トリニティ長老教会の長老15人を義務不履行を理由に追放したが、15人は10月、メルボルン市を含むビクトリア大会に上訴したものの、認められなかったことから、全国レベルの大会に訴えた。
 この問題を審議するため、同派は106年の歴史の中で初めて特別大会を開催することにしたが、決定によっては分裂を来たし兼ねない。
 『フェローシップ』は、証券会社J・B・ワーの元会長ブルース・ティール氏が指導、聖公会(英国国教会)や長老教会に勢力を広げていたが、正体を公然化せず、教会員を支配し、メンバーには家族はじめ他の会員との接触を禁じたことから、教会内の抗争は10年越しのものだった。
 聖公会員の場合、教会を離脱して、トリニティ、クレイトン、マウントイヴリンなどの長老教会に加入している。ただマウントイヴリン教会は一派を2002年に除名した。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-07-04T01:51:16+09:00