【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、6月26日、『教皇選挙の規則の改正をめぐる自発教令』を発表、教皇選出の方法に重要な変更を示した。
6月11日付で署名された教令は、コンクラーベ(枢機卿による教皇選挙)の際、有効な教皇選出のためには、投票回数に関係なく、出席枢機卿の3分の2以上の票を「常に」必要とすることを明記している。
これまでは、前教皇ヨハネ・パウロ二世の1996年の使徒憲章『ウニベルシ・ドミニチ・グレジス』に従って、34回目の投票以降は、過半数を満たせば教皇選出が認められるとされていた。