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中国天主教愛国会副会長が香港の陳枢機卿を非難

 【CJC=東京】香港司教の陳日君司教が、香港の中国復帰10周年を迎え7月1日行われた民主化要求デモに参加したことを、中国政府公認の天主教(カトリック)愛国会のリュー・バイニアン副会長が非難した。現地紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが7月3日報じた。そのような政治的行動こそ、バチカンが中国の司教を任命することに中国政府が反対する理由なのだ、と言う。
 リュー副会長は「中国と香港の皆が復帰を祝っている時に、カトリック教会からなぜ街頭に繰り出すのか、という抗議の電話がたくさんあった。中国の司教がバチカンに任命されるなら、中国のカトリック教会が終わりだ。そういうことには同意しないと言う」と語った。
 「香港のカトリック者が皆この先例にならうなら、香港はどうしたら安定を達成出来ようか。バチカンが陳のような人物を支持するなら、中国の信用を得ることが出来るのか」と、リュー氏はさらに述べている。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-07-10T01:10:09+09:00