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神父の性的虐待で和解金800億円=ロサンゼルス大司教区

 【CJC=東京】米カトリック教会ロサンゼルス大司教区が7月14日、司祭らによる子どもに対する性的虐待をめぐる賠償訴訟で、約6億6000万ドル(約800億円)の和解金支払いに同意したと発表した。
 同教区司祭らに過去約70年間に性的虐待を受けたとして、約570人が損害賠償などを求めている。同教区は教会関連施設の売却や保険金などで和解金を捻出する方針。
 米カトリック教会では、ボストンやオレゴン州ポートランド教区など各地で虐待の事実が判明した。和解金としては今回が最高。教区資産の売却などで、和解金をまかなえない場合、破産に追い込まれることにもなり、ポートランド大司教区は2004年7月、アリゾナ州ツーソン教区は同年9月、ワシントン州スポーケン教区が同年12月破産を宣告している。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-07-24T01:43:17+09:00