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中国公認カトリック教会が傅鉄山司教の後任選出

 【CJC=東京】中国政府公認カトリック教会『天主教愛国会』が傅鉄山・北京司教の後任に李山司祭(43=北京市人民代表大会代表)を7月16日選出した。教皇ベネディクト十六世が中国で活動する聖職者、信者への書簡を送って以来、初めてのこと。
 李氏の名前はバチカン(ローマ教皇庁)の候補リストに入っていたとされるが、司祭、修道女、信徒などが「独自」手順によって選出、教皇に任命されたものではない。
 カトリック通信『アジア・ニュース』によると、李氏の選出は北京教区によって行われた。「彼の選出は『司教協議会』によって確認される」とアジア・ニュースは報じた。この『司教協議会』自体、教皇は、本来の司教協議会ではない、と指摘している。
 アジア・ニュースは李氏の選出について「バチカンは事態を注視するものの、コメントは何としていない」と報じた。
 李氏は北京生まれ。家族はカトリックの伝統に深く根差している。これまで海外渡航の経験はない。現在は北京の繁華街「王府井」にある聖ヨセフ会堂(東堂)の司祭。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-07-24T01:45:03+09:00