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3500年前の古代エジプト最大要塞跡発見

 【CJC=東京】エジプト考古最高評議会の調査隊は7月22日、スエズ運河かの東約3キロのシナイ半島北部で約3500年前の要塞の遺跡を発見したと発表した。古代エジプトの要塞としては最大という。
 調査隊を率いるモハメド・アブデルマクスード博士によると、要塞は古代エジプト第18王朝6代目のファラオ(王)、トトメス三世(在位推定紀元前1479〜1425年)の時代に造られたとみられ、エジプトとパレスチナを結ぶ古代の軍事道路、ホルスロード上で見つかった。博士は、エジプトの東端部を守るための軍事拠点とみている。
 トトメス三世はシリアやナイル川上流のヌビアを征服するなど高い軍事能力で知られ、帝国的な支配を行い「エジプト最大の王」と呼ばれている。義母のハトシェプスト女王は、聖書「出エジプト記」でモーセをナイル川で拾って育てたとされており、トトメス三世がイスラエル民族を圧迫した可能性もある。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-07-24T01:46:19+09:00