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巨大地震がインドネシアのスマトラ島襲う

 【CJC=東京】マグニチュード8・4の地震が9月12日にインドネシア・スマトラ島南部ベンクルー州を襲った。13日にはマグニチュード7・8の地震が同島西部ジャンビ州を襲うなど余震が続いている。
 激震による建物被害の他、インド洋、太平洋沿岸諸国に津波警報が出された。当初の地震だけで少なくとも10人が死去、負傷者約50人と伝えられた。インドネシア政府は13日、ベンクルーとパダン両州に非常事態を宣言した。
 パダンでは、病院の建物が地震で破壊したため、運び込まれた負傷者約400人を屋外の仮設テントで治療した、と同病院のスキャル・イスカンダル院長が国営アンタラ通信に語った。
 赤十字社・赤新月社国際連合マシュー・コクラン氏は、ボランティアが赤新月社のシェルターなどの安全な場所に約50万人を避難させるのに貢献した、と言う。「バングラデシュ赤新月社は非常事態のために訓練された4万人以上のボランティアのネットワークを持っている。すぐに人々を避難させるため旗とマイクとサイレンを持って出動した」とトーマス・グルトナー調整企画部長は語った。
 キリスト教関係の救援組織『アクション・バイ・チャーチズ・トゥギャザー(ACT=教会一致行動)』メンバーの『ヤヤサン・タングル・ベンカナ・ディ・インドネシア』(YTBI)は南スマトラとメンタワイ島のディサイプル教会に地震被害状況を問い合わせた。メンタワイ島では沿岸部のほとんどの住宅、学校、教会、モスク(イスラム教寺院)などが壊滅した模様だと言う。それを受けて、被害地の中で最も遠隔地に緊急援助スタッフを派遣することにした。
 『教会世界奉仕』インドネシア支部も、援助物資の放出準備に入ると共に、スタッフの被災地派遣を決めた。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-09-17T23:08:39+09:00