【CJC=東京】ドイツ北西部ズールフーゼンにある教会の塔が、ギネスブックに11月8日、「世界で最も傾いた建物」に認定された。
塔は1450年に建てられ、高さ約26メートル。土台は木で、徐々に傾き続けたが、傾斜を防ぐ工事の結果、1996年に現在の傾斜度で止まったという。傾きの角度は5・07度で、高さでは56メートルだが、傾きでは3・97度のイタリアの「ピサの斜塔」よりも大きいと認められたもの。
一方、ドイツ東部バート・フランケンハウゼンには、入り口に「ピサよりも傾いた塔」の看板を掲げた教会がある。「うちの塔の方が5・37度、もっと傾いている」と主張しており、ドイツ国内で“世界一”をめぐる争いの様相だ。