【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は来年4月15〜20日、就任後初めて米国を訪問する。ピエトロ・サンビ駐米バチカン大使が11月12日、ボルチモアで開かれている米司教会議で明らかにした。
正式には、「米国と国連の座への使徒的訪問」とされる今回の訪問では、ワシントンに15日到着、16日はホワイトハウスでジョージ・ブッシュ大統領による歓迎レセプションに出席する。同日は教皇81歳の誕生日に当たる。午後には司教会議で演説する。
翌17日にはワシントン・ナショナルズ・スタジアムでミサを行う。その後、アメリカ・カトリック大学でカトリック系大学関係者や教区教育指導者と会見、さらに教皇ヨハネ・パウロ二世文化センターで諸宗教間会合に出席する。
18日にはニューヨークの国連本部で演説し、午後は各派代表会議に出席の予定。19日はセント・パトリック大聖堂でミサを行い、午後に青年や神学生と会見する。20日、米中枢同時テロで崩壊した世界貿易センター跡地(グラウンド・ゼロ)を訪れる。ヤンキースタジアムでミサも行う予定。□