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米一夫多妻カルト教団指導者に最低10年の実刑判決

 【CJC=東京】一夫多妻制を唱える米国のカルト教団『末日聖徒イエス・キリスト原理派教会』(FLDS)の指導者、ウォーレン・ジェフズ被告(51)に対する公判が11月20日、米ユタ州の裁判所で開かれ、未成年者に結婚を強要した暴行共謀罪などについて最低10年の禁固刑か終身刑を科すとの判決が言い渡された。州仮釈放審査委員会が今後、量刑を最終判断する。
 ジェフズ被告は2001年、当時14歳の信者の少女にいとこの少年(同19歳)との結婚を強要したとして、米連邦捜査局(FBI)が最重要指名手配、2年間の逃亡生活の末、昨年8月に逮捕された。
 FLDSは、モルモン教会が1890年に一夫多妻制を禁止した後、同教会主流の決定に反発した原理主義的分派で、ユタ州ヒルデール郡や隣接するアリゾナ州コロラドシチーに約1万人の信者がいるとされる。同被告は、02年から指導者の座にあった。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-11-27T01:51:50+09:00