【CJC=東京】国連総会は12月18日、日本など51カ国が共同提案した、北朝鮮の人権状況を非難する決議案を賛成101、反対22、棄権59で採択した。
決議は、「組織的に広範で重大な人権侵害」が続いているとし、拉致問題について「深刻な懸念」を表明。被害者の即時帰還を含む緊急解決を北朝鮮に求めた。
総会は、3年連続して同種決議を採択したことになる。賛成数は、05年の88、06年の99を超えて今回が最多だった。
中国、ロシア、イラン、ベトナム、インドネシアなどが反対、昨年賛成した韓国は今年、拉致問題についての表現などを緩めるよう修正を求めたが実現せず、棄権した。