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カトリック司祭、トルコで刺される

 【CJC=東京】トルコ西部エーゲ海岸のイズミルでカトリック教会でアドリアーノ・フランチーニ司祭が12月16日、教会構内で腹部を刺され、病院に運ばれ手術を受けた。国営アナトリア通信が報じた。
 警察は20代初めの男性を容疑者として拘留した。男性は司祭に近づき、キリスト教について知りたいと話しかけたが、すぐに論争となり、男性が司祭を刺したという。動機は不明。警察が3人を拘留したとの情報もある。
 フランチーニ司祭はエフェススの聖マリア教会主任だが、イズミルの教会に出掛けた際に刺された。
 2006年2月、イスラム教の始祖ムハンマド(マホメッド)の戯画を欧州各紙が掲載したことにイスラム世界が反発、イスラム教が優勢なトルコでも、キリスト者を狙った攻撃が続発している。まず黒海沿岸のトラブゾンの教会で祈っていたカトリック司祭を、当時16歳の少年が射殺して以来、イズミルで司祭が襲撃、脅迫されたり、黒海の港町サムスンで別の司祭が刺されている。この11月にはアッシリア典礼司祭が東南部で誘拐された。この司祭は治安部隊により救出されている。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2007-12-31T02:40:59+09:00