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北朝鮮の人権「抑圧なお深刻」と国連人権理の特別報告者

 【CJC=東京】国連人権理事会の特別報告者として北朝鮮の人権状況を調査しているウィティット・ムンタボーン氏(タイ)が18日、東京都内で朝日新聞と会見し、「深刻な抑圧状況が続いている」として、国際社会が圧力をかけ続ける必要があるとの認識を示した。
 北朝鮮が昨年夏の洪水被害以降、食糧支援機関の立ち入り規制を緩和したことを評価する一方、予算の軍事への偏りなどから国民に食糧が行き渡らない実態を指摘。政治的な自由の抑圧や拷問など「組織的な人権侵害が続いている」とした。
 朝日新聞によると、日本人をはじめとする拉致問題について「世界的な問題であり、北朝鮮は具体的な対応を示す必要がある」と強調。核問題の6者協議の進展具合が、拉致などの人権問題の解決にも影響するとの見方を示した。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2008-01-24T01:39:48+09:00