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イエズス会新総長は教皇との確執を否定

 【ローマ=CWN・CJC】カトリック最大の男子修道会『イエズス会』のアドルフォ・ニコラス新総長は1月25日のメディア声明で、イエズス会士の教皇に忠誠であることに変わりはない、と述べた。両者の間の関係に「問題がある」なら、「それは正に私たちがあまりに近くにいるからだ」と言う。
 新総長はイエズス会と教皇庁との関係を、愛してる関係の中でも常に緊張がある結婚にたとえた。ただ、結婚のように、イエズス会士と教皇は、教会の繁栄という同じ目標に献身している、と付け加えた。
 イエズス会が教皇ベネディクト十六世と対立しているとの評判には、正面からは答えず、教皇がヨーゼフ・ラッツィンガー神父だった当時の著作を学び、霊感のあることが分かった、と述べている。
 新総長は、日本で過ごした年月が、自分の宗教観に大きな影響を与えた、と述べた。「アジアで奉仕する前には、宗教信仰と実践に関して堅い見解の持ち主だったが、日本では、そのような態度は偏狭であるとみなされる。アジア的な姿勢は様々な視点を受け入れる。日本で私は、本当の宗教ははるかに深いものであることが分かった」と、新総長は明らかにしている。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2008-01-29T01:50:08+09:00