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ギリシャ正教会のフリストドゥロス大主教死去

 【CJC=東京】ギリシャ正教会の最高指導者、フリストドゥロス大主教が1月28日、アテネ郊外の自宅で死去した。69歳。大主教は数カ月前から肝臓がんを患い、数日前からは病院での治療を拒否していたという。
 ギリシャ正教会は3日間の服喪期間を宣言するとともに、後任人事の手続きに入った。
 大主教は10年間在位し、カトリック教会との和解を進めた。2001年には教皇ヨハネ・パウロ二世が、東西教会の分裂以来約1000年ぶりにギリシャを訪問、十字軍による略奪など、正教会に対する「カトリック教徒の罪」を認め、「神の許しを請う」た。
 インターネット上に教会のサイトを開設するなど、意欲的な改革に取り組んだ。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2008-02-12T00:31:32+09:00