教界ニュース

ニュースを友達にも教える

聖書に基づくファイナンス・セミナーが米で人気

 【CJC=東京】聖書は信仰生活の規範というに止まらない。生き方から悩みごと解決、さらには金儲けに至るまで、ハウツー本に聖書を利用して稼ごうとする人が絶えない。最近では、飲食業界や不動産業界で働いた経験を持つハワード・デイトン氏が説く聖書を基にしたファイナンス・セミナーが全米で人気を集めている、とUSフロントライン(電子版)が報じた。
 ABCニュースによると、デイトン氏の番組は現在、全米で1000局以上で放送され、視聴者数は1週間に約200万人にも上る。著作も数十冊に達するという。また聖書を基に、米国始め世界49カ国の何万もの教会で、個人・事業の財政管理について指導している。同氏が運営する『クラウン・ファイナンシャル・ミニストリーズ』(本部アトランタ)は、いまや“福音主義金融界”の花形となっている。
 デイトン氏は、負債にあえいでいた時、聖書に救いを求め、見つけた金・財産に関する2350を超える文章をすべて抜き出し、夫人とともにそれを順守する生活を心がけるようにしたという。ローンを完済した後も所有するクレジットカードは1枚のみ。
 重要なアドバイスの1つは「借金は良くない」という同氏は「あなたの所有物は、あなたではなく、神こそが管理主であると指導する人は少ない」と強調する。また、所得の10%を地元の教会に寄付するよう指導していることだ。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2008-02-12T00:38:10+09:00