【CJC=東京】韓国文化放送(MBC)のテレビ番組で宗教指導者らの豪華な暮らしぶりが紹介されたのがきっかけで、宗教法人への課税を求める声が高まっている。
牧師や僧侶らがぜいたくな家に住み、高級車を乗り回し、さらには寺院内で投資行為を行う姿を報道したところ、同局のウェブサイトには宗教指導者らへの課税を求めるコメントが殺到した、とAFP通信が報じている。
英字紙コリア・タイムス2月4日付けは、1994年にキリスト教会の一部関係者が自発的に所得税を払うことを決めて以来、宗教法人への課税を求める声は高まっていると報じた。しかし政府は、宗教法人側の顔色をうかがうあまり、これまでなんの決定を下していないという。
「宗教法人の財政を透明化させ、課税すべき」との声がある一方、「高収入を得ているのはごく一部の宗教家」などの意見もあり、世論は二分している。□