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イラクでモスル大司教誘拐される、警護ら3人殺害

 【CJC=東京】イラクのモスルで2月29日、カルデア典礼教会モスル大司教のパウロス・ファライ・ラホ氏が、武装集団によって誘拐された。大司教は、教会を出て車に乗ったところを武装集団に襲われた。誘拐者らは同乗していた大司教の警護2人と運転手を銃で殺害、大司教を連れ去った。
 教皇ベネディクト十六世は、イラクの教会全体に深い衝撃を与える行為を深く悲しみ、バビロニア総大司教エマヌエル三世デリー枢機卿とすべてのキリスト教共同体、そして犠牲者の遺族に精神的一致を表し、大司教の解放とイラクの和解と平和のために共に祈るよう、信者らに呼びかけた。
 教皇は3月2日、日曜正午のアンジェラスの祈りの際、モスル大司教のために深い憂慮を示し、健康状態がすぐれないラホ大司教の一刻も早い解放を教皇はアピールされると同時に、同大司教の誘拐時に共にいて殺害された3人の若い犠牲者の冥福を祈った。
 また、教皇はイスラエルとガザ地区で非常に高まった緊張に触れ、イスラエルとパレスチナの双方が暴力の連鎖をすみやかに絶つよう呼びかけた。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2008-03-18T01:14:17+09:00