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カタールに最初のキリスト教会

 【CJC=東京】国土は小さいが、巨額の資産を保有する湾岸国家カタールに、最初のキリスト教会『ロザリオの聖母教会』(カトリック)が3月8日開設された。同国に流入する外国人労働者は数千人を超すが、キリスト教の礼拝もひっそりと行うしかなかった。
 イスラム教国カタールは2016年の五輪開催を目指しており、西側諸国に門戸開放の実態を示そうという思惑もありそうだ。
 カタール政府は、カトリックに続いて5教派に教会設立を認可、いずれも着工している。
 石油ブームで、流入労働者は総人口100万の7割を占めるまでになった。キリスト者は約15万人だが、その9割以上がフィリピンなどアジア圏からの労働者でカトリック。
 カタールはイスラム教スンニ派の中での過激な「ワハビ」の影響が強く、隣国サウジアラビアと同様、キリスト教の活動を公認していないが、1960年代から司祭が1人、非公認で活動して来た、とアラビア半島使徒座代理者のパウル・ヒンデル大司教は言う。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2008-04-01T01:10:39+09:00