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復活祭で教皇、チベットなどの平和的解決を訴え

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は3月23日、復活祭(イースター)の恒例メッセージ『ウルビ・エト・オルビ(ローマと全世界へ)』を発表した。
 教皇は前日夜、バチカンの聖ペトロ大聖堂で祝われた復活の聖なる徹夜祭で、教皇は復活の大ろうそくを祝別し、ろうそくを掲げて光の行列を行なった。
 明けた23日、激しい雨の中、教皇は復活の主日の荘厳ミサをサンピエトロ広場で捧げた。AFP通信によると、広場には、数百万人が集まった。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇はミサに続く復活祭メッセージの中で、イエスの復活という驚くべき出来事は、本質的に愛の出来事であると強調、今日、主の復活を祝いながら私たちは愛に回心し、憎しみや利己主義を退け、柔和で謙遜な贖い主に従うよう招かれていると述べた。
 教皇はメッセージの中でダルフール地方やソマリアをはじめとするアフリカのいくつかの地域、聖地、イラク、レバノンなど中東、またチベットに言及、これらの地域に善と平和を守るための解決策の追求を強く訴えた。
 続いて、教皇は世界の63言語で復活祭の祝いを述べた。日本語でも「ご復活祭おめでとうございます」と挨拶した。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2008-04-01T01:13:16+09:00