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サウジ国王が3宗教サミットを提唱

 【CJC=東京】サウジアラビア国営サウジ通信によると、同国のアブドラ・ビン・アブドルアジズ国王は3月24日、イスラム教とキリスト教、ユダヤ教の3宗教の代表によるサミットを提唱した。首都リヤドで開かれている第6回『日本とイスラム世界との文明間対話セミナー』の参加者らをリヤド市内の国王私邸に招いた席で明らかにした。仏教などとの対話も検討するという。
 ユダヤ教国家イスラエルとは国交がないが、国王は「すぐに始めたい」と話した。宗教間対話を通じて中東和平の進展を側面支援する狙いもあるとみられる。
 国王は昨年11月、国交を持たないバチカンを訪問。サウジ国王として初めて教皇ベネディクト十六世と会談した。国王は「教皇はあたたかく歓迎し、人間対人間として対話をした。そのことを決して忘れない」と振り返り、「ユダヤ、キリスト、イスラムの3大宗教が一堂に会することができるようアラー(神)に祈っている」と述べた。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2008-04-01T01:16:50+09:00