教皇、ブラジル大統領と会談、協定に署名も

発信 : 2008年11月18日 (火) 1:41

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は11月13日、バチカン(ローマ教皇庁)を訪問したブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領と会談した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、会談では、ブラジル国内状況について、いまだ貧困や疎外に苦しむ多くの人々への支援と、暴力や社会的荒廃と闘うために家族の基本的役割を擁護する社会政策が話題となった。また特にアフリカなど世界の倫理価値と共通善の推進に向けたカトリック教会と同国の協力が強調された。
 会談後、教皇庁とブラジル間の協定の署名式が行なわれた。ブラジルにおけるカトリック教会の法的立場を明確にし、伝統的な相互の友好・協力関係を強化するもの。